1.犬を飼う前に
犬を飼う前に、まず4つの項目をクリアしているか確認してみましょう。
- 犬の習性や能力を理解し、適正に飼うことができますか?
- 家族全員が犬を飼うことに賛成していますか?
- 終生飼うことができる環境ですか?
- お金がかかります。準備は万全ですか?
2.犬を飼い始めたときには
犬を登録しましょう。
生後90日を経過した犬には、生涯に1度の登録と年に1回の狂犬病予防注射の接種が義務づけられています。
飼い犬登録手数料 1頭当たり3,000円
マイクロチップ装着をしていても新規登録手続きは必要です、新しく犬を飼い始めたら必ず役場生活環境係で手続きを行ってください。
3.狂犬病は根絶されていません
狂犬病予防注射は、毎年1回接種するように法律で義務づけられています。
近年、国内での感染はないものの、海外渡航者が現地で感染し、帰国後に発症・死亡する事例が発生しました。狂犬病は、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気で、世界では死亡する人が後を絶ちません。
4.狂犬病予防注射を!
日本への侵入と蔓延防止のため、狂犬病予防法では、年1回の予防注射が義務づけられています。狂犬病予防注射を必ず受けてください。
受けさせない場合は、20万円以下の罰金が科せられます。
村指定動物病院(ツチヤ動物病院 026‐248‐2835・須坂西動物病院 026‐246‐0577・くらら動物病院 026-214-5558)以外で、予防注射をされた場合は、役場生活環境係窓口で注射済票交付手続きが必要です。
注射料金 1頭当たり3,050円
注射済票交付手数料 1頭当たり550円
村では、犬の登録をされている飼い主方には、ハガキを郵送し、毎年4月から6月にかけて集合注射を行っております。
5.登録事項の変更届
犬を譲り受けて新たに飼い主になった場合や引越しで犬の飼う市区町村が変わるなど、犬を飼う条件が変わった際は、移動先の市区町村役場へ犬の登録変更届が必要です。(村内の転居でも届出が必要です。)
6.死亡届
飼い犬が生涯を終えたら、役場住民税務課生活環境係に犬の死亡届を提出してください。その際、鑑札の返還が必要です。届出を忘れるといつまでも狂犬病予防注射の案内や督促のハガキが郵送されます。
7.鑑札及び狂犬病予防注射済票の再交付
鑑札及び注射済票をなくされた飼い主の方は、手数料を添えて再交付申請してください。
鑑札再交付 1頭当たり1,600円
注射済票再交付 1頭当たり340円
8.守っていますか?飼い方のマナー
最近、犬や猫による危害や衛生面でのトラブルが問題となることがあります。
多くは、飼い主として自覚がなかったり、動物が苦手な人への配慮が足りなかったりするのが原因です。
飼い主がマナーを守り、しつけを真剣に考え実践することで多くの場合は改善できます。以下の点を確認してください。
- 毎日、散歩させている。
- 散歩前に、家でトイレを済まさせる
- 散歩時にふんの持ち帰り用の袋を持ち、ふんは持ち帰る
- 犬を放すことや、引き綱を長く伸ばすことはない
- 命令に従わせることができる
- 無駄ぼえをさせない
- 家族の一員として家族全員が飼育を担当している
- 犬の登録は済み、鑑札等をつけている
- 犬の身体はどこでもさわれる
- 犬の状況により不妊去勢手術を行っている
9.愛犬のしつけ方教室
須高飼犬管理対策協議会(須坂市、小布施町及び高山村などで組織する協議会)では、犬の習性や能力を理解し、適正に飼うポイントについて学んでいただく教室を毎年1回、開催しています。
なお、開催時期については、村情報連絡無線等でご案内します。
10.犬・猫繁殖制限手術・火葬施設利用料金助成
犬や猫の飼い主は、子犬や子猫が産まれても住宅や家庭、その他の事情で育てられない場合は繁殖行動をコントロールする必要があります。
飼い主が繁殖制限手術を受けさせることで、オスは性格が穏やかになるとともに尿のマーキングが減り、メスは発情期の煩わしさが消え、甲高い泣き声が軽減されます。
また、家族の一員として飼っていた犬や猫が死んだ場合、最近では火葬する民間施設を利用する飼い主が増えてきています。
村では、犬や猫の飼い主の負担軽減を図るとともに、野良犬や野良猫化の防止など動物愛護の視点から以下のとおり助成します。
希望される方は内容を確認のうえ必ず事前に申請をしてください。
※令和6年度「犬・猫繁殖制限手術助成」及び「ペット火葬施設利用補助」事業は予算の上限に達したため、受付を終了しました。
区分 | 犬・猫繁殖制限手術助成 | ペット火葬施設利用補助金 |
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助成及び補助金の条件 | 村内で飼養(生後6ヶ月以上)されている犬及び猫で村内に居住する所有者 犬については、当該年度の狂犬病予防注射を受けていること。 | 村内で飼養されている犬及び猫で民営の動物専用の火葬施設を利用した村内に居住する所有者 |
助成及び補助金の内容 | 村が指定する動物病院で行った手術費用に対し、避妊手術1回・5,000円、去勢手術1回・3,000円※令和6年度の受付は終了しました | 火葬施設利用料金の1/3以内の額 ただし、1匹、5,000円を上限とします。※令和6年度の受付は終了しました |
受付期間 | 通年 (ただし、予算の範囲内とする) | 通年 (ただし、予算の範囲内とする) |
申請に必要な事項 | 犬の場合は、鑑札及び当該年度の狂犬病予防注射済票 | 火葬施設利用領収書 振込先のわかるもの(通帳) 犬の場合は鑑札 |
助成及び補助金の方法 | 申請者により、予め村から交付される助成券を手術実施時に村が指定する動物病院に提出し精算されます。 | 申請者の指定する金融機関の口座に振込まれます。 |
令和6年度「犬・猫繁殖制限手術助成」及び「ペット火葬施設利用補助」事業は予算の上限に達したため、受付を終了しました。
12.迷い犬の保護
迷い犬を発見した場合の問い合わせ等については、長野保健福祉事務所へお願いします。
(電話:026-223-2131)