現在、戦後に造林された人工林の放置が進み、山が荒廃していると言われるような状況にあります。山林の境界としてきた目印(物証)がなくなり、人々の記憶がうすれ、土地所有者すら自分の山の位置や境界を知らないといった声も聞かれます。また、有識者からは、外資系企業の山林買収により貴重な水源を失う危険性について、指摘がされています。
そこで村では、土地勘のない人でも山林の位置をすばやく特定でき、土砂災害が発生した場合なども土地情報により境界復元を容易に行うことができるようにするため、山林の地籍調査を進めています。
“美しい村”高山を後世まで守り続ける為にも、正確な土地情報を残しておくことが求められています。