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春の見どころ

高井のや 只一本の 花の雲 小林一茶

春〜絢爛〜

桜の木建物と桜菜の花と桜桜の木の幹桜と山

その古桜はいつも私たちを見つめていました。

四月、高山村にうるわしい里山の春景色が巡ってきます。さまざまな草花の彩りと樹々の芽吹きに満たされる季節。ことに全国から愛好家を集めているのが、村内の各所に競って咲くしだれ桜の美しさです。
里の緑を背景に優美な華の滝を舞い降らせる景観は特筆のもの。映画「北の零年」の冒頭シーンも飾った水中のしだれ桜をはじめ、村内約二十本の名木があでやかに競います。古いものは樹齢六百年にも及び、高山の人々と暮らしを見守り続けてきた桜たち。写真でご紹介している水中、坪井、黒部、赤和観音、中塩の桜は「高山五大桜」とも呼ばれています。
里のしだれ桜の見頃は四月下旬。さらに山田温泉の延命桜、松川渓谷のオオヤマザクラと時期を追って、桜の宴は五月上旬まで続きます。

水中のしだれ桜

水中地区の鹿島神社境内に優美な姿をみせています。寛保年間、鹿島神社を祀った際に植えられたとされており、樹齢約260年を超えています。幹周約4メートル、樹高約22メートル。村指定天然記念物。

水中のしだれ桜

赤和観音のしだれ桜

赤和地区の奧、観音堂の登り口にたたずむしだれ桜。400年の歴史を持つ赤和観音堂を借景に、枝をいっぱいに広げて咲き誇る姿が印象的です。樹高15メートル、樹齢約200年。

赤和観音のしだれ桜

八滝のオオヤマザクラ

里の桜が花吹雪となって舞い散る頃、ようやく松川渓谷にオオヤマザクラの花ごよみがはじまります。見頃は5月上旬。
渓谷のそこかしこを鮮やかに、濃色のオオヤマザクラが彩ります。

八滝のオオヤマザクラ

黒部のエドヒガン桜

黒部地区の南、高台に雄大な姿をみせています。花の朱みが濃いエドヒガンならではの彩りが目を奪います。樹齢約500年、幹周約7メートル、樹高約13メートル、樹下に「十二宮」が祀られています。村指定天然記念物。

黒部のエドヒガン桜

中塩のしだれ桜

なかひら地区にある阿弥陀堂の傍、お地蔵さまを護るようにそびえます。樹高約10メートル、樹齢は約150年。幾重にも張り出した枝々が花で埋め尽くされると、さながら湧き立つ華の雲のよう。

中塩のしだれ桜

しだれ桜の里を満喫する「信州高山桜まつり」。

青空の桜まつり

桜まつりの様子

毎年、四月の下旬には「信州高山桜まつり」が開催されています。
恒例となっている「桜めぐりトレッキング」では、毎年テーマに即してそれぞれの桜を愛でてめぐるコースが設けられ、多くの方が参加しています。
さらに、しだれ桜のライトアップや、高山村自慢の農産物の直売所なども設けられ、しだれ桜の里は、全国からおいでの人々で賑わいの時を迎えます。

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