黒部の水田地帯十二宮跡地にあり、エドヒガンとしては村内第一の古木である。主幹が2裂し、双方を合わせると周囲6メートルを超える巨樹となる。一方の主枝が平成10年の台風で折れてしまったが、樹齢や樹形は水中の枝垂れ桜動揺村内屈指といってよい。 村内の桜類では、エドヒガンに縁の近い枝垂れ桜の巨樹は多くあるが、エドヒガンは少なく、この木は近くに同類の自生地がないので、古い時代に植えたものと推定される。