さて、2幕がスタートです
何日も帰ってこないピノキオのことを心配したおじいさんは
1人で海に探しに出掛けました。
ピノキオは見つかるのでしょうか?
おじいさんに会えるのでしょうか?
そして本当の人間になれるのでしょうか?
続きをご覧ください…♪
おじいさんは海辺で、ピノキオを探しています。
「ピノキオどこにいるのじゃ、もう何日も帰ってこない」
「悪者にさらわれたのか、お腹を空かせているだろうに」
「ピノキオ~!!」
そこに魚たちがやってきました。
「おじいさん危ないよ、嵐の日には人食いザメが狙っているよ」
「ありがとう、わしのかわいいピノキオを見かけなかったかね?」
「ううん」
「ピノキオ~!ピノキオ~!」
おじいさんはまだまだピノキオを探しに嵐の海に出て行ってしまいました。
しばらくすると、心配する魚たちのもとにピノキオがやってきました。
「さかなさんどうしたの?」
「危ないって言ったのにどこかのおじいさんがこの嵐の海をボートに乗って出ていったの」
「一人息子を探しに行くんだって」
それを聞いたピノキオは、おじいさんを助けに行くことにしました。
「よし、ぼくが助けに行こう」
「でも危ないよ、嵐の日には人食いザメが狙っているよ」
嵐の海のなか、一生懸命おじいさんを探したピノキオは
ようやくおじいさんを見つけたようです。
「あ、おじいさんだ!」「おじいさ~ん!!」
「ピノキオ~~~!」
しかしそこに【人食いザメ】が登場です…
「嵐の海に来るやつは、どんなやつでも食べちゃうぞ」
「木で作った人形もボートに乗ったおじいさんも全部まとめてあっという間にのんじゃうぞ」
「のんじゃうぞー!」
あっという間にのみこまれてしまったおじいさんとピノキオ…
でもピノキオは負けません。
「おじいさんもう大丈夫だよ、一緒にお家に帰ろう」
するとそこに女神が現れました。
「ぼくこれから一生懸命勉強するよ」とピノキオが言うと…
「あっ、ぼくの手が…あっ、ぼくの足が…」
「ピノキオあなたはもう木のお人形じゃありません」
「たくさんいいことをしましたね」
「ごほうびにあなたを本当の人間にしてあげました」
「これからもいいことをするのですよ」
「女神さまありがとう」
さあ、みんな揃ってフィナーレです♪
木で作られたピノキオが本当の人間になれました
これでぼくたちのお芝居を終わります
ピノキオ物語「おしまいです!」